みなさん、こんにちは。 突然ですが、、、
我が子って何をしてもかわいいですよね。
子どもを見ていると疲れが吹き飛びますよね。
いつまでも小さいままでいてほしいなあ、なんて思ったり。
でも、常にこんなふうに思っている方って、実際どのくらいいらっしゃるのでしょうか。 少なくとも私は全部当てはまらない母でした。(ちなみに我が家の家族構成は、夫・私・長男:20才・次男18才)
・・・・・・・
もちろん、育児において楽しかったことも、うれしかったことも、感動したこともたくさんありましたよ。
でも、時に髪の毛が逆立つほどに怒ることもあったし、
やんちゃな息子たちを前に毎日疲れが増し増しだったし、
この大変な時期を一気にすっ飛ばして大きくならないかなあ、、、なんてしょっちゅう思ってたし。
それが普通です!
え?違うの???
SNSに時々登場する、おしゃれにしてスタイリッシュ、モダンにしてシンプル、チルにしてラグジュアリー(←もう意味が分かっていない)なキラキラした育児の世界は本当に存在するのかと実はみんな思ってませんか?私だけ???
・・・・・・・閑話休題、失礼しました。
ということで、育児奮闘中の皆さま、これからママパパになる皆さまにどこまで役に立つかわからない私の育児回顧録ですが、チラシ裏の落書き程度のものだと温かい目で見ていただければ幸いです。
母から離れてくれない長男

保育園や幼稚園で朝のお見送りのときに、永遠の別れのごとく泣き叫んでいるお子さまっていますよね。 我が家の長男がそうでした。
就園前からその気配はあったけれども、とりあえず私から離れることができなかった。
かと言って決して大人しい子というわけではなく、どちらかというと神経質…いえいえ繊細で、ちょっと癇癪持ちで、とりあえずのんびり構えていられなかったんです。
これではいけないと、就園前は児童館に行ったり、子育てサークルに参加したり、なぜかサッカークラブに入ってみたり、とりあえず「来たるべき集団生活に備えて何かせねば」と私も焦っていたのだと思います。
がしかし、いざ集団の中に入れようとすると、長男は私から離れませんでした。
サッカークラブに至っては、ユニフォームを着ることすらせず、毎回みんなが元気に走り回る傍らでどんぐりを拾っていました。 そして一度もボールを蹴ることなくクラブを退団……。
そうこうしているうちに幼稚園入園となったわけですが、案の定、朝のお見送り時は「永遠の別れのごとく泣き叫ぶ」側になってしまいました。
入園して1カ月ぐらいは半数の子が同じような様子だったので少し安心したのも束の間、だんだんみんな「泣き叫ぶ側」から卒業していき、楽しく登園する姿を見て非常にどんよりした気持ちになったことを覚えています。
いつまで続くの・・・

朝の一連の大泣き儀式は2学期初め、厳密には運動会が終わるころまで続きました。 夏休みが終わっても、朝の憂鬱な登園風景に変化はなく、私も少々疲れていたある日のお迎え時。
たまたま横にいたママさんと世間話をしていたのですが、
「うちの子相変わらず朝は大泣きでね、こんな調子じゃ運動会も心配だよ。」
みたいなことを言ったら、その方が
「ああ、まだまだお母さんと一緒にいたいんだね。無理矢理離れるより、気が済むまで一緒にいたら結構納得したりしてね」と。
そのママさんにとっては何気なく発した言葉だったのかもしれませんが、その時の自分にはものすごく刺さって、まさに目から鱗でした。
それまでの私は、他のお子さんのように笑って登園してほしい、笑ってバイバイしてほしい、もっと強い子にしなければ、と手を離すことばかり考えていたので、息子の『お母さんと一緒にいたい』という気持ちに気づくことができなかったのだと思います。
そして、次の日から『気が済むまで泣いてよし、お迎えの時間までだって一緒に園にいてやるぞ』ぐらいの気持ちで毎日登園しました。
「別れ」はある日突然に

私の気持ちが変わったからか、それとも単純にそういうタイミングだったのかよくわかりませんが、しばらくしたある日、突然校門の前で、
「ここでバイバイする」
と長男が言ったときの衝撃たるや!
びっくりしすぎて何と返事をしたか覚えていませんが、「やっぱり行かないでー😭」と泣いて追いかけてくるのではと何度も振り返りながら駐車場に向かいました。
しばらく放心して車を出すことができなかったぐらい、あの時はうれしかったなあ……。(感情過多ですかね)
きっかけの積み重ね

隣の芝生が青く見えるのは子育てにおいても同じで、よそのお子さんの成長と比べてしまって、落ち込んだり、心配したり、自分の育児に悩んだりするのは、親であれば至極当然のことだと思う。
子育てが楽しい、育児は自分にとって天職だと言う方がたまに、本当にたまーにいるが、それはそれで素晴らしいことなのだが、とてもじゃないが私には到達できない域だった。
個人的には子育てはキラキラしたものだけではないと当時から思っていたし、自分の中のドロドロした感情と闘うのも育児期間だと思う。
そのドロドロしたものが解消される日が来るのか、苦労がいつかは報われるのかなんてはっきりとした答えはないけれど、その時々の「きっかけとなる小さな感動」が積み重さなっていけば、いつか子育て時期を振り返った時に初めて「あの頃キラキラしてたんだなあ」と、しみじみと一息つけるときが来るように思う。
で、私にその「一息つけるとき」が来ているかどうかだが、来ているようにも思うし、まだもうちょっと先のようにも思うし。
だって相変わらず心配する事も多いし、いまだに髪の毛逆立ってる時もあるから!
子育ては一生続くんですかね……。
でもでも! 長男20才の誕生日に「おめでとう」とLINEしたら、「20年間ありがとう」と短い返事が来た時には号泣しちゃったよ。(相変わらず感情過多)
・・・・・・・
お読みいただきありがとうございました。
この記事は2022年7月時点の情報です。
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