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きょうだい喧嘩の対処法とは?【チラシ裏の育児回顧録 Vol.2】
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先輩ママ談

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きょうだい喧嘩の対処法とは?【チラシ裏の育児回顧録 Vol.2】

みなさん、こんにちは。

親子時間、できたらのんびり・まったり過ごしたいのは誰しもが思うことですよね。でも、そんなささやかな願いを吹き飛ばす原因の一つが「きょうだい喧嘩」ではないでしょうか。これが勃発すると親にとっては結構ストレスです!

ということで今回は【チラシ裏の育児回顧録】の第二弾として、きょうだい喧嘩について書いてみたいと思います。

(ちなみにVol.1では、子育てで辛かったことについて回顧しています)

世間一般に言われる「きょうだい喧嘩」のメリットとはいったい?

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我が家の恥をさらす前にまずは、世間一般に言われる「きょうだい喧嘩」のメリットを3つご紹介したいと思います。

「我慢」を学ぶ機会になる

きょうだいであるがゆえに、お互いに遠慮なく言いたいことを言い合うが、それでも我慢しなければならないときが必ずある。すべてが自分の思ったとおりにいくわけではないことを学ぶことができる。

「他人への手加減」を学ぶ機会になる

どこまでやっても大丈夫なのか、どこまで言っても許されるのかというさじ加減をきょうだい喧嘩は教えてくれる。その経験はいずれ、外で友達と喧嘩をした際などに対人スキルとして役に立つ。

「競争」を学ぶ機会になる

勝ったり負けたりしたときの気持ちが心の成長につながる。

・・・・・・・

まあそのとおりなんですけどね、いや、本当にそのとおりなんですよ。

自分で言っておいてアレですが、うーーーーーん。

でもこれらのことって、実はきょうだい喧嘩を経験しなくても、つまり一人っ子でも十分に外で学べるんですよね……。

「いやいや、きょうだい喧嘩も悪いものではないんだよ」と、言っていただけると親は救われますけどね💦

ただ私の場合、日々繰り広げられるきょうだい喧嘩を前にしては、こんなふうに達観できなかったんですけど、みなさんはどうですか?

きょうだい喧嘩が起きる構図

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我が家のきょうだい構成は、2歳離れの二人兄弟(現在20歳と18歳)。

兄弟で性格がまったく違い、弟のほうは年齢が近い兄を同等もしくはライバルとして見る節があり、二人はどうしてもぶつかりやすかった……。

よく聞く話として、第一子の時は親も初めての育児だから、一生懸命に、そしてとても手をかけて育ててしまうということがある。そして第二子以降は、手を抜くということではないけれど、年齢がそんなに離れていない場合、下の子は過干渉ではない環境で育ち、結果、自立心と自主性が半端ない「兄(姉)より強い下の子」という構図ができ上がってしまうんですね。

すべての家庭がそうだとは言いませんが、我が家はそのパターンでした。

『きょうだいで同じように子育てをしているのに育ち方が違う』と言うけれど、やはりその子だけを見ている状態で育てた第一子と、上の子を育てながらの第二子育児とでは違ってくるのは当然です。親としては同じように育てているつもりでも、現実的には同じ育て方になってはいないのだろうなと思います。

我が家の兄弟喧嘩模様

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たかが兄弟喧嘩、されど兄弟喧嘩。

最初は大人として冷静に対峙していたはずなのに、いつの間にか巻き込まれて親も子どももヒートアップしていくという負のスパイラルに入ると、もう大変。あとはただ消耗戦と化すのです。

「限界だ!」

長男が小学6年生に上がる時に、今まで一緒だった子供部屋を分けることになった。「同じ部屋ではもう限界!」となったある出来事があったからだ。

仲良く遊ぶことも多いけれど、どうでもいいことですぐ喧嘩になる二人。成長して二人の体が大きくなるにつれ、手や足が出る喧嘩に発展した日には制止するのも結構大変で、巻き添えをくらうと本当に痛い……!

そんなある日のこと、いつものごとく些細なことでぎゃあぎゃあ、わあわあ、どっちが叩いただ蹴っただのと喧嘩が白熱してきたので二人をたしなめていたのだが、『もしかしてこの子たちは私が制止するのを見越してやっているのでは?』とふと思い、何を血迷ったかその時、

「もうわかった!そんなにケンカがしたいなら徹底的にとことんやってみろ!」

と、今思えば大間違いなゴングを盛大に鳴らしてしまったのです。

「カーン!!」

それは見事な国宝級

私としては、『いつも制止するはずの母が「徹底的にやってみろ」と言うことでおじけづいて戦意喪失』というシナリオを頭に描いていたのだが、なんと二人とも漫画のような高速回転の動きで殴り合いを始めてしまい、その手数の多さはまるで千手観音のようだったそうな……。

結果、私のほうが国宝級千手観音におじけづいてしまい、レフェリーよろしく必死に割って入ったという、何とも情けない話である。

・・・・・・・そして、次の日には子供部屋を分けるに至ったのです。

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【教訓】
子どもに「徹底的にやれ」と言うと、意外と徹底的にやっちゃうよ(汗)

きょうだい喧嘩の対処法とは

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では、きょうだい喧嘩にはどう対処していけばよいのでしょうか。

育児情報誌やサイトなどにはよく、

  • 見守りつつ放っておき、本人たちに解決させる
  • きょうだいで比べない
  • ジャッジしないで受け止める
  • きょうだいで協力する機会を与える

などと紹介されています。もちろんそのとおりで、実践するべきだと思います。

でも、でもね、どうしてもうまくいかない時期があるんですよ、これが。

小さいころで言えば、イヤイヤ期が兄弟・姉妹同時に来たり(恐怖のダブルイヤイヤ期!)、小学生~高校生ぐらいになると、思春期と反抗期も同時だったりするので、そんな時にきょうだい喧嘩まで重なると、仁義なき戦いに突入して家族全員が本当に消耗してしまいます。

じゃあ、一体どうすりゃいいんだよーー😱

となりますよね。

そこはもう、いろいろ試して、自分と我が子に合った対処法を見つけるしかないのかも!

ちなみに以下に挙げている例はあくまでも体験に基づく私見です。そのため正しい解決法でも対処法でもないですが、こんな人もいるんだなぐらいの温かい目で見てやっていただけると幸いです。

でも、こんなアホみたいなことまで晒け出したら嫌われちゃうかな……。 私のことは嫌いでも、このサイトのことは嫌いにならないでください🎤

割り切りと「物理的な」距離の必要性

親としては、同じ空間で仲良くしてほしい、協力しあってほしいという願いはあるけど、兄弟と言えども他人、性格的に合わない部分はどうしたってある!

もうね、そんなときは無理せず「合わないものは合わない」と割り切って、それぞれのパーソナルスペースを確保するといいかもしれません。

そうすることで、無駄な衝突が防げるうえに、ケンカをしても自分のスペースに戻ればいい。 別に部屋を分けずとも、仕切りでも家具の移動でも何でもいい。とりあえず自分だけのスペースがあると良いように思う。

割り切りと「心理的な」距離の必要性 ~最終手段の想像力で乗り切れ!~

ところで、学校の先生って、さまざまな子どもたちを相手にして、よく冷静でいられるなと思いませんか?

「我が子だけでも相当腹の立つときがあるのに、どうして平常心が保てるのか」

教員である夫に尋ねたことがあるのですが、

一言「仕事だからできる」と。

そこで、私はひらめいたわけですよ💡

子供たちが荒れ模様になってきたら、心の中で『担任の先生』になりきればいいんだと。要するに妄想ですね。

かのアインシュタイン先生も言いました。

想像力は世界を包み込む」と。(←多分意味が違う)

・・・・・・・

馬鹿馬鹿しいかもしれないけれど、この方法が私には結構合っていて、ケンカの仲裁の時だけではなく、子どもが反抗期の頃はしょっちゅう心の中に『担任の先生キャラ』を憑依させてましたね。

「今日もこのクラスは荒れてますねー」

「今日も〇〇君は言葉遣いが最悪ですねー」

「親の顔が見てみたいですねー」

と、学校の先生の心境でもって『今日は仕事として母親業をやる』と割り切ると、あら不思議、結構冷静になれるんです。

さいごに

親だって人間、子供の言動で傷つくし、腹も立つし、疲労もします。だからどうしてもダメな時は、物理的にも心理的にも距離をとってやり過ごすことも大切なんです!

そうこうしていると、激しいきょうだい喧嘩も高校生ぐらいでおさまってきます。なぜなら、それぞれの生活のリズムが違ってきて、そもそもの接点が少なくなるから。そして彼らもさすがに自分たちの幼稚さに気づく。

また、普段ケンカが多い兄弟でも、結束した時には強力なパワーを発揮するのも事実です。年が近いからこそ、いざとなったらびっくりするぐらい助け合うという面もあるから兄弟は不思議ですね。

もし今きょうだい喧嘩に悩んでいるなら、大変な時期はあと少しかもしれないですよ。

よかったら『心の中の担任の先生』試してみてくださいね

この記事は20228月時点の情報です。

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